ワットドーイカムは、チェンマイ市内からそう遠くない丘の上にある歴史ある寺院です。観光客やパワースポットを巡る人々に人気で、ルアンポータンチャイ仏像 は特に有名で、仕事運・金運・宝くじ運など、お願い事がすぐに叶うと信じられています。
このお寺はチェンマイ市内を一望できるパノラマ展望スポットとしても有名です。夕日を眺めたり記念写真を撮る人も多く、この記事ではお寺の歴史・ご利益・行き方・知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。
ワットドーイカムの簡単な歴史
ワットドーイカムの旧名は ワットスワンナパンポット といい、1,300年以上の歴史があります。チェンマイの人々やランナーの人々にとってとても大切なお寺で、現在もそのご利益と心の拠り所として、修復を続けながら大切に守られています。
基本情報

- 正式名称: ワットプラタートドーイカム
- 開門時間: 6:00〜18:00
- 入場料: 無料
- マップ: ワットプラタートドーイカム Googleマップ
ワットドーイカムへの行き方
- 自家用車: チェンマイ市内から車で約15〜20分。ラチャプルック王立公園やナイトサファリ動物園へ行く道と同じルートで行けます。駐車場も整備されています。
- バイクレンタル: 自分で運転して景色を楽しみたい方におすすめ。
- タクシーまたはGrab: 車がない方に一番便利で、料金も高くありません。
ワットドーイカムのご利益スポットとお願いの仕方
ワットドーイカムは ルアンポータンチャイ仏像 のみならず、他にも重要なご利益スポットがあります。以下の場所でお参りができます:
1. ルアンポータンチャイ

全国から信仰を集める中心の仏像です。お願いするとすぐに叶うと信じられており、特に仕事運・金運・宝くじ・試験合格などのご利益を願って、訪れる人が絶えません。
お供え物:
生のジャスミンの花輪(量は自分の信仰に合わせて)
他の生花やお供え物
線香3本
よくお願いされる内容:
仕事、金運、宝くじ、試験合格などの迅速な願い事の成就
お願いのコツ:
一度にたくさんお願いせず、一つの願いをはっきりと心に決めて祈願する
2. プラタートドーイカム(ドーイカム仏塔)

丘の頂上に建つ1,300年以上の歴史ある仏塔。チェンマイの守護として崇められており、多くの人が幸運を祈って参拝します。
お供え物:
- 線香3本
- 生花(例: マリーゴールド)または花輪
よくお願いされる内容:
家族や自分の幸福、旅の安全、健康祈願
お願いのコツ:
心を落ち着けて、強い意志を持って祈願すること
3. タオウェッスワン(韋駄天/鬼王)

悪霊退散と財運の守護神として知られる大きなタオウェッスワン像。お参りすると厄除け、開運、商売繁盛のご利益があるとされ、年間を通して多くの人が訪れます。
お供え物:
- 線香9本
- 赤いバラまたは赤い生花(赤はタオウェッスワンに縁起が良いとされる)
- フルーツ(例: サトウキビ、バナナ、ココナッツなど)
よくお願いされる内容:
邪気払い、悪運退散、家内安全、開運招福また、一部では財運や仕事の円滑化もお願いする人が多いです。
お願いのコツ:
- お祈りの前に自分のフルネーム、生年月日、具体的なお願いを口に出して伝える
- お参り後、可能であれば像の周りを一周回るとさらに縁起が良いとされています
ワットドーイカムのその他の見どころ
ご本尊をお参りするだけでなく、ワットドーイカムの境内には、美しいスポットや小さなアクティビティがあり、散策・休憩・思い出の写真撮影を楽しむことができます。
1. チェンマイ市街を一望できる展望スポット

寺院の裏側には広い広場があり、チェンマイ市内をパノラマで見渡せます。特に夕方は夕日を眺めたり、美しい写真を撮るのに人気のスポットです。
2. 様々な仏像が並ぶ広場

境内には仏教の信仰に基づく様々な仏像が展示されています。観光客は自分の誕生日の仏様にお参りしたり、全体の幸福を祈願できます。
3. 境内に点在する小さな仏塔や祠

お寺の周りには小さな祠やお参りスポットが点在しており、ランナー文化に基づいて順に巡礼しながら参拝するのに適しています。
4. 大きな鐘と太鼓
参道沿いには大きな鐘と太鼓があり、鳴らすと厄除けになり、幸福を呼び込むと信じられています。
5. お土産屋さんとジャスミンの花輪店

ルアンポータンチャイに供えるための新鮮なジャスミンの花輪や、小さなお土産を買えるお店もあります。
なぜワットドーイカムを訪れるべきか?
山頂の古いお寺の雰囲気と、北タイの人々の信仰文化を間近で体験したい外国人旅行者にとって、ワットドーイカムは絶対に外せない目的地です。
1. 1,300年以上の古い仏塔を拝観
ドーイカムの頂上には、1,300年以上の歴史を持つ古い仏塔があり、北タイ仏教の象徴です。歴史や古い建築に興味のある人は、ランナー様式の美しさを目の当たりにできます。
2. 本物のランナーの芸術と文化を鑑賞
ワットドーイカムでは、古代ランナー様式の建築や装飾をじっくり観ることができます。古い仏塔の繊細な彫刻、仏堂の構造、様々な仏像、木彫りの細工、北タイの暮らしを反映した装飾など、このお寺自体がランナー文化の野外教室のようです。
3. 北タイの信仰文化を間近で感じる
ワットドーイカムは、今も地元の人々が願掛けに訪れるお寺です。観光客も、線香を立てたり、お祈りの儀式を体験したりして、静かで心落ち着く体験ができます。
ワットドーイカムを訪れる際の注意点と心得

ワットドーイカムをお参りする際は、お供え物や信仰心を準備するだけでなく、心地よい参拝と聖地への敬意を守るために、いくつかのポイントを知っておきましょう。
訪問前に知っておきたいこと
- 開門時間: 毎日6:00〜18:00頃まで開いています。混雑を避けたい方は朝または夕方がおすすめです。
- お供え物: 自分で用意しなくても大丈夫です。境内の店でジャスミンの花輪、生花、線香を購入できます。
- 入場料: 無料ですが、お布施として少額を用意しておくと良いです。
境内で守るべきマナー
- 肩が隠れる服、長ズボンまたはロングスカートを着用し、服装は清潔で控えめに。
- 大きな声で話したり笑ったりせず、静かに参拝する。
- 許可されたエリアのみ撮影可能。仏像の近くや儀式中の撮影は控えること。
- ゴミは必ず持ち帰り、境内を清潔に保つ。
注意点と禁止事項
- 仏塔や聖なる場所に登って写真を撮ることは禁止です。
- ペットの同伴は禁止です。
- 境内での喫煙やアルコールの持ち込みは禁止です。
まとめ
ワットドーイカムは、ルアンポータンチャイへの願掛けの場を超えて、長い歴史、ランナー文化、チェンマイの美しい景色、そして人々の深い信仰心に触れられる特別な場所です。チェンマイを訪れる際は、ぜひドーイカムを訪れ、願いを込めて心をリフレッシュし、素敵な思い出を持ち帰ってください。
ワットドーイカムに関するよくある質問
訪問前に多くの人が気になるポイントをまとめました。ぜひチェックして、安心して参拝を楽しんでください。
1. 自家用車がない場合、どうやって行く?
多くの外国人旅行者は市内からGrabタクシーやタクシーを利用しています。所要時間は約15〜20分で、便利で料金も手頃です。
2. お寺にガイドはいる?
通常、専属ガイドはいませんが、自由に散策できます。ローカルツアーに参加すると、歴史やお参り方法をガイドが説明してくれる場合もあります。
3. お供え物は自分で準備する必要がある?
自分で準備しなくても大丈夫です。お寺内の売店でジャスミンの花輪、生花、線香が揃っています。
4. 写真撮影はできる?
境内の広場や展望スポットでは撮影可能ですが、儀式中や仏像の至近距離での撮影は控え、マナーを守りましょう。